上下水道施設覆蓋・配水池タンク屋根-アルミ製
下水処理施設では防臭と槽内転落防止を目的とし、殆どの処理場に覆蓋が設置されています。弊社では、これまでに培った加工技術を活かし、軽量で耐久性に優れ悪環境下においても腐食しないアルミ合金製の覆蓋をご提案いたします。

腐食に強く長持ち
耐食アルミ合金製ですから、処理槽から発生する臭気の強い腐食性ガス(主にアンモニア、硫化水素など)にも耐え、長持ちします。
軽くて作業も簡単
軽いオールアルミ製ですから、処理槽の点検・補修や清掃などで覆蓋を移動する際も二人で軽々と作業できます。
優れた経済性
多種多様な覆蓋の大きさにも、標準化された押出形材の組合せで対応できますから、新規設計の必要がなく経済的です。もちろん施工期間の短縮もコストダウンにつながります。
抜群の気密性(防臭性)
精密な押出形材で蓋本体の寸法精度が高く、継ぎ目は防臭パッキンで臭いを防いでいます。
強くて安全
本体は押出形材を嵌合結合によって一体化していますから、荷重に強く、表面にはスリップ止め加工がしてありますから安全です。
メンテナンス・リサイクル
経年変化が少なく、メンテナンスの必要がありません。また、アルミニウムはリサイクルが可能です。
美しい仕上がり
防臭という機能面だけでなく、仕上がりの美しさを長く保ちますから、周辺環境を視覚的にも向上させます。
仕様
蓋厚選定表 | |
---|---|
蓋厚さ H(mm) | 開口寸法 L(mm) |
31 | ~1600 |
55 | ~2500 |
56 | ~4000 |
※一連で70m以上を標準とします。
設計条件/下水道事業団基準
日本下水道事業団
下水道施設標準図(詳細)
土木・建築・建築設備(機械)編(平成25年版)
1)設計荷重は3.5kN/㎡かつ中央集中荷重1.0kN/枚のいずれか大きい荷重とする。
2)許容たわみ量はL/200以下とする。
部材名 | 材質 | 適用 |
---|---|---|
蓋本体 受枠 可動枠 レ ー ル | A6063S-T5 A6063S-T6 | JIS H4100 (アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材) |
点検口蓋 | A5052P-H34 | A5052P-H34 (アルミニウム及びアルミニウム合金板及び条) |
標準タイプ
上置式




落し込み式



可動式



配水池タンク屋根
アルミ合金製屋根工法
アルミドーム屋根はメンテナンスが容易であるため、ライフサイクルコストで非常に有効な工法です。
アルミ合金の高耐久性・軽量性を活かして、建設コストやメンテナンスコストを低減でき、工期も短縮できる屋根の架設工法です。 本工法は、水道用PCタンクのドーム屋根の他、油タンク、ファームポンドの屋根、さらに上下水道施設の矩形水槽の屋根にも適用できます。

・重量が軽いため、タンク本体や基礎地盤への負担が軽減できます。
・RC製、鋼製屋根に比べ、建設コスト・工期の削減が可能です
・施工性に優れ、工期が短縮できます。
本工法は、工場製作した部材を現場で組立て、クレーンによる吊り降ろしで架設するため、在来の工法に比べ溶接等も不要で工期の短縮が可能です。
配水池の屋根には以下のような工法があり、条件に応じた設計が可能です。
ドームトラス工法

アルミ合金材をトラス構造で組み上げる工法です。外観は三角形多面体です。規模の大小を問わず様々な配水池・ファームポンドへの設置が可能です。
建屋方法

屋根・梁・外装など全てにアルミ合金材を用いています。施設全体を覆うためメンテナンスが容易です。
排水池屋根の施工方法
ドームトラス工法の屋根は水槽内外で組み上げたのち、クレーン又はジャッキにより上架します。

配水池屋根


《不断水工法屋根》


ファームポンド屋根

