製品紹介
アルミ床版-コンパクトブリッジ
支間10m程度、歩道幅2.0m程度の歩道拡幅に用いる工法で、橋台に取り付けたブラケットにコンパクトブリッジを載せる方式です。高欄・舗装などを工場で行うなど現場の手間を省いた簡易橋梁です。
一日で架設、即日通行が可能です。
一日で架設、即日通行が可能です。
●安全 生活道路、通学路等に架かる歩道が確保されていない小さな橋梁の安全性向上を目指した製品です。
●簡単 軽量なアルミ製床版を既設橋梁(橋台)に添架させる工法であるため、大がかりな工事を必要としません。
●安価 従来技術(橋台を新設する歩道橋など)に比べ、工数が少なく工期短縮と経費の大幅削減を可能とします。
適応場所
10m程度の小規模河川・用水路などに利用できます。
- 設計条件
以下の基準に基づいて設計を行っています。
1.道路橋示方書・同解説
2.立体横断施設技術基準・同解説
3.アルミニウム合金製土木構造物設計・製作指針案
(第1次改訂試案)
4.設計条件
活荷重:反力計算時の群集荷重3.5kN/m²、
部材強度計算時5.0kN/m²
たわみ:支間Lの1/600以内
施工手順
- ①調査・計測工
②足場設置
③橋台の鉄筋探査
既存橋台に埋め込まれている鉄筋の正確な位置を確認した上で、構造体を侵すことなく、アンカーを打設します。
- ④アンカーボルト打設
鉄筋探査の調査をもとに既存橋台に削孔し、アンカーを打設していきます。
⑤アンカーボルト引抜検査
打設したアンカーボルトが必要な耐力を有しているか確認します。 ※打設状態が不十分な場合は、再度打設を行います。
- ⑥ブラケット取付け
打設したアンカーに工場で製作されたブラケットを取付けます。コンパクトブリッジを支えるブラケットは鋼製の亜鉛メッキで、アルミ床版との間には異種金属腐食を防止しする絶縁材が取付けられます。
- ⑦コンパクトブリッジ架設
工場製作で、高欄設置・舗装敷設まで行われたコンパクトブリッジが完成した後、トラックに積み現地まで搬送します。クレーンにより吊上げ、ブラケットの位置を確認しながらコンパクトブリッジを降ろし、ブラケットと床版を締結します。その後伸縮装置の取付け、シール工を経て完成です。即日通行が可能となります。
■村岡人道橋(横須賀市役所)
2014年度施工/W=2.0m、L=12.6m
■三倉橋(静岡市役所)
2013年度 W=1.5mL=7.6m