製品紹介
アルミ接着ハニカムパネルAP・アルスリーム™
ハニカム構造は航空機の軽量化を目的に、第二次大戦中に英国で研究開発され、戦後米国で工業生産されました。当社は力学上もっとも理想的な構造であるハニカムパネルを建築土木分野に普及させるため、応力への許容性が高くかつ耐水・耐熱性に優れた高弾性接着剤を開発し、SLEAM工法(SNE Liquid Elastic Adhesive Method)を完成、超高層ビルカーテンウォールから屋根、庇まで多くの実績を重ねています。
東京駅丸の内北口 東京都
- 外装カーテンウォール
きつづ光科学館ふぉとん
京都府 - 内装パネル
六本木ヒルズ放送センター
東京都 - 施設大屋根
フクダ電子アリーナ
千葉県 - キャノピー
石川県庁前
石川県 - ライトシェルフ
國學院大學渋谷キャンパス
東京都
特徴
1. 弾力性の高い接着剤
パネルとしての性能は接着剤によって決まります。弾力性の高い接着剤を開発することにより、すぐれた性能のハ二カムパネルをお届けいたします。
2. 少ない熱変形
独自の液状接着剤の塗布方法を開発したことによってハニカムコアと面板はメタルタッチしています。
このためパネル表裏での温度差が小さく、大型パネルでも熱による歪みが少なくなります。
3. 高い信頼性
厳しい自然環境下で求められる、耐候性、耐水性、耐熱性をクリヤーしています。
4. アルミハニカムだから…
●超軽量な構造材
軽量で薄い芯材のアルミハニカムコアと薄い板厚のアルミ面材で構成されるサンドイッチ構造のため、軽量でありながら剛性が高いパネルが製作できます。
●高強度・高剛性
ハニカムコアは六角形セルの集合体であり、力学的に理想的な構造をもっています。単位重量あたりの強度と剛性は他の構造材よりすぐれています。
●すぐれた平坦度
面板は高さが均一なコアと完全に密着している為、フロートガラスにも匹敵するきわめてフラットで歪みのないパネルです。
●施工時間の短縮
軽くて剛性のある大型パネルをバキューム装置やクレーンを使用し一気に施工するため、現場工程の短縮化に貢献します。
●メンテナンスとリサイクル
耐食性に優れたアルミ合金のため、錆び落しや再塗装などの手間が不要であり汚れは水か中性洗剤で簡単に洗い落とすことができます。また、万が一ハニカムパネルが落下物等によって破損事故が生じた場合でも、構造とドットポイントなどによるシンプルな接合が行われているため、ユニット化されたパネルの取り換えは簡単に行うことができます。アルミニウムはリサイクルの優等生といわれるように、新地金を作るときに比べてわずか3%のエネルギーで再生地金を作ることができます。
仕様
■パネル厚と参考重量 ※パネルユニットW2000×L4000
パネル厚 | 面材厚み | |
---|---|---|
1.5mm | 2mm | |
35mm | 14kg/m2 | 17kg/m2 |
50mm | 15kg/m2 | 18kg/m2 |
100mm | 19kg/m2 | 22kg/m2 |
■フラットネス ※ 3000mmのステンレス定規を当て隙間ゲージで測定
材料 | フラットネス |
---|---|
アルミ接着ハニカムパネル(AP) | +1.0mm |
金属板薄パネル | +5.0mm |
金属板厚パネル | +1.5mm |
PCコンクリート | +2.5mm |
石タイル張りPC | +2.5mm |
■軽量高剛性 ※剛性を等しくしたパネルの質量比
■遮音性 ※一般建材との比較 Ave125~4000Hz
パネルの種類 | 透過損失 |
---|---|
アルミ接着ハニカムパネル(AP) H=20mm | 23.3dB |
アルミ接着ハニカムパネル(AP) H=100mm | 30.8dB |
ガラス単板 5t | 27.6dB |
ペアガラス3+Air6+5 | 30.3dB |
珪酸カルシウム板(複板) 20t | 20.0dB |
■不燃認定
【不燃認定書】
国住指第4083号
平成26年3月13日
認定番号NM-3868
■パネル製作サイズ
接着耐久性
- ●接着剤と被着体の選択
接着においては、接着剤と被着体により接着耐久性が大きく左右されます。事前に試験片による促進試験を行い、板材の表面処理を選定することが必要です。
当社ではデッドロードストレス試験・接着初期強度試験(引張りせん断・パネルせん断試験など)により、接着剤と各種表面材の接着面表面処理仕様との接着性能を確認しています。