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製品紹介

越波対策製品 アルミ合金製波返しサーフィナル®

※NETIS登録番号:KT-230190-A

※特許登録済

近年、勢力の強い大型台風の増加等により、沿岸道路や住宅などの越波による被害が増加しています。 日軽エンジニアリングのアルミ合金製波返しサーフィナル®は、津波・高潮等による越波被害の低減を目的とした沿岸防災用製品です。既設護岸の海側壁面に取付け、高波が護岸を超えにくい構造で波を返し、越波を低減します。

surfinal
相賀漁港波飛沫返し 佐賀県

  • 眺望性が確保できる越波対策施設です。
  • 沿岸地域において高い耐食性能を発揮する「塩害に強い」仕様です。
  • 軽量で既設護岸への負荷が少なく、安全性を確保できます。
  • 現場でのスムーズかつスピーディーな施工が可能です。

■ 設計条件:

・ 波  圧/設置環境・条件により個別に設定。 (例.15kN/㎡~)
原則的に、波圧70kN/㎡以下であれば、構造上は問題ありません。
(波圧が比較的大きな紀伊半島(和歌山県)でも40~60kN/㎡程度)
・ 群集荷重/5kN/㎡(「道路橋示方書・同解説」床版に準拠)*上部パネルは歩行禁止です。
<既設護岸の強度確認が必要になります。>
波圧、波浪条件等及び、護岸断面・設置平面等CADデータのご提供をお願いします。

お問い合わせいただいた箇所の設計条件を基に、コンピュータにて数値解析を行ない、越波流量の算出及びパネル設置可否の判断をします。

「サーフィナル®」は各種条件にもよりますが、未対策護岸の越波流量比で最大約80~90%減の抑制効果が期待できます。
*波浪条件や護岸形状によっては、「サーフィナル®」が設置できない場合もございますので予めご了承ください。
数値解析には数値波動水路プログラム「CADMAS-SURF/2D」を用いています。
本プログラムは、一般財団法人 沿岸技術研究センターが開発し、海洋構造物の設計に広く利用されているものです。

CADMAS-SURF/2Dによる 越波状況比較例

②複数パターンの解析により、波返し設置による越波低減量は概ね87%~88%となりました。 越波流量は0.010~0.020㎡/m/s 程度となります。