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製品紹介

◆景観配慮の色彩について

■「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の要約

 

1-1 ガイドラインの目的と役割

本ガイドラインは、「美しい国づくり政策大綱」を契機として、道路景観全体の向上を目指すことを目的に、 防護柵の設置・更新を検討するにあたって、本来の安全面での機能を確保した上で景観に配慮するとはどのようなことなのか、その考え方をまとめたものである。

1-2 適用する道路と防護柵の種類

本ガイドラインの対象は、全国の全ての道路を対象とし、「防護柵の設置基準・同解説」に定められた全ての防護柵を対象とする。

4-2 形状

◎防護柵は、周辺景観に対して目立ちすぎないよう、シンプルな形状とする。

4-3 色彩

◎地域特性に応じた適切な色彩を選定することが原則。
◎一定のエリアにおいて統一感を確保するためにマスタープランを策定することが基本。
◎周辺施設の色彩との融和性を考慮し選定をおこなうことが必要。
防護柵の色彩はそれぞれに地域の特性に応じて検討すべきであるが、本ガイドラインでは、一般的な我が国の自然や風土、建築物等の融和性の観点から、景観に配慮する際の防護柵の基本とする色彩を提示した。

(1)防護柵の色彩の基本的な考え方

①鋼製防護柵について
《ポイント》
◎周辺環境の中で防護柵が必要以上に目立たない塗装色を選定することが原則。
◎周辺が比較的明るい地域においては、オフグレーも候補色に加えて検討する。

②アルミ製防護柵やステンレス製防護柵について
《ポイント》
◎アルミ製防護柵やステンレス製防護柵については、素材そのものの色彩を活かすことが基本。
◎周辺環境との融和を図るために電解着色や焼付塗装等をおこなう場合には、「①鋼製防護柵」において基本とした塗装色に近い色彩とすることが基本。なお、電解着色では再現できない色彩に関しては塗装等で対応するものとする。

(2)防護柵が設置される構造物との色彩調和

《ポイント》
◎防護柵が橋梁等の構造物に設置され、かつ当該構造物を眺める重要な視点が道路外部にある場合には当該構造物を構成する部位(橋桁等)の色彩と防護柵の色彩との調和にも配慮することが基本である。


「鋼製防護柵において基本とする色彩」と標準マンセル値

 

■ガイドラインに対応した日軽エンジニアリング 鋼製・鋳鉄製防護柵色

ガイドラインで示された鋼製防護柵基本3色 (一社)日本塗料工業会
塗料用標準色色番号
当社ガイドライン準拠色1)
基本色名称 標準マンセル値 鋼製・鋳鉄製防護柵 対応標準色
ダークブラウン
(こげ茶色)
10YR 2.0/1.0 程度 L19-20B(10YR 2.0/1.0) ダークブラウン  
グレーベージュ
(薄灰茶色)
10YR 6.0/1.0 程度 L19-60B(10YR 6.0/1.0) グレーベージュ  
ダークグレー
(濃灰色)
10YR 3.0/0.2 程度 L19-30A(10YR 3.0/0.5) ダークグレー  

※鋼製防護柵については、周辺が比較的明るい色彩を基調としている地域の場合、オフグレーも候補色に加えて検討する。

  • 注 1) ガイドライン準拠色とは「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の鋼製基本3色に対応する日軽エンジニアリング鋼製・鋳鉄製防護柵のポリエステル樹脂静電粉体焼付塗装色です。 標準色以外も対応いたしますので(一社)日本塗料工業会塗料用標準色色番号にてご指定ください。

 

■ガイドラインに対応した日軽エンジニアリング アルミ合金製防護柵色

ガイドラインで示された鋼製防護柵基本3色 当社ガイドライン準拠色
基本色名称 標準マンセル値 当社標準色名 陽極酸化
塗装複合皮膜1)
焼付塗装色2)
陽極酸化塗装複合皮膜色の近似色
ダークブラウン
(こげ茶色)
10YR 2.0/1.0 程度 KSB色
グレーベージュ
(薄灰茶色)
10YR 6.0/1.0 程度 ステンカラー色
ダークグレー
(濃灰色)
10YR 3.0/0.2 程度 ダークグレー色
(準標準色)
L19-30A(10YR 3.0/0.5)
ガイドラインで示された素材を活かす色彩 シルバー色
アルミ素材色
  • 注 1) 陽極酸化塗装複合皮膜とは、陽極酸化被膜(アルマイト)に電着塗装を施したアルミニウム独自の表面処理方法です。アルミニウムの金属色を最も美しく引き出す仕様として知られていますが、一般的な塗装と異なり素材そのものの科学的変化によって形成されるため、金属的な光沢感があり厳密には表面の色相や明度、彩度が一定ではありません。色調にもある程度の幅がありますので予めご了承願います。
  • 注 2) 陽極酸化塗装複合皮膜色と併用するアルミ鋳物製の塗装仕様については陽極酸化塗装複合皮膜色の近似色(メタリック含む)となります。
  • 注 3) 全て塗装仕様の場合は鋼製・鋳鉄製同様、(一社)日本塗料工業会塗料用標準色色番号にてご指定ください。